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矯正歯科治療後の保定器具/リテーナーやマウスガード等のお手入れ

矯正歯科や歯科治療関連の情報を分かりやすく解説している、知多 矯正歯科相談室の歯科医師 久野です。本日は患者様からよくご質問いただくアライナーやマウスガードに関する正しいお手入れについてを述べたいと思います。

【記事の更新日】2023年10月23日(木)13時

 

歯ぎしり・矯正治療時のアライナー・リテーナー・スポーツマウスガードのケア

各種取り外し可能なお口の中の装置

リテーナーは矯正歯科の動的治療が終了し、保定治療を継続する上でとても大切な装置となります。

主に小児に使用される床型矯正装置や、トレーナー・マイオブレイスのような既成の顎機能矯正装置は就寝時に必ず装着しなければなりません。

歯ぎしりの防止装置では、お休みの間のブラキシズムにより起こる力を抑制するために就寝中の装着が必要です。

 

目立たない矯正装置であるクリアアライナーは、一定期間で交換するのでアライナー自体のケアは他装置と比べ必要性が少ないかもしれませんが、リテーナーと同様に食事の時以外の連続的な装着を歯科医師より要求されます。

 

取り外し可能な装置のお手入れ方法は?

アライナーは装着時の見た目的に目立ちませんが長時間の装着となるため、お仕事など他の人との対応時・会話時に気になるかもしれません。

スポーツマウスガードにしても、試合中だけでなく練習中でも体が強く接触する場合には装着が必要です。また、試合中よりも練習時の方が長時間の使用が一般的となっています。

 

こういった長時間使用しなければならない矯正治療後のリテーナーの他、マウスピース型装置について、装着時の臭いが気になったり、着色が起こっていたり、ヌルヌル感が出ていませんか?

リテーナーを長く快適に使用するためには、リテーナーに関する十分なお手入れが必要となります。水洗いだけではぬめりが残ったり、臭いの原因菌が増えたりする可能性が高くなるので注意しなければなりません。

 

 

マウスピース型 矯正装置の専用洗浄剤が発売されています

最近はマウスピース型 矯正装置に関して、患者様の興味・需要が高まり、洗浄剤も多くの種類が発売されるようになってきました。

顆粒を水に溶かして使用するタイプや、タブレット状の物を水に溶かして使用するタイプ、スプレータイプの物などが発売をされています。

ご自宅でケアを行う場合は水に溶かして使用するタイプを使用し、仕事中はスプレータイプといった具合にご自分の状況に合った洗浄剤を使用するのが良いでしょう。

またアライナー・リテーナーと歯の表面の間に食べカスや歯垢が残っていると、むし歯になる可能性が大きく高くなるので注意しましょう。

アライナーやリテーナーのケアと共に、普段されているお口のセルフケアをしっかりと行なうように心掛けることが重要です。
当院では矯正治療中の指導は勿論、保定期間中のリテーナーに関するお手入れ方法、装置使用に関する様々なアドバイスを行っております。お困り事がありましたら、お気軽にご相談下さい。

知識・経験豊富な歯科医師が適切と考えるアドバイスをいたします。

 

——記事の執筆者紹介——
矯正歯科治療でお悩みの患者様の疑問・不安へお応えします!
知多 矯正歯科治療相談室 運営 久野歯科医院 院長 久野昌士

【院長の主な略歴について】
・昭和57年:東京歯科大学を卒業。
・昭和57年から昭和61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍する。
・昭和62年から平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生。
・名古屋YDCAスタディグループに所属
「コンプリートデンチャー研究会」へ在籍しつつ
名古屋顎矯正研究会等へと参加。
より良い矯正歯科治療を患者様へとご提供できるよう、
 新たな治療技術・歯科知識を積極的に取り入れる。
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T4Kトレーナー・マイオブレイスの注意点

患者様のお身体に負担の少ない矯正治療に努めています、知多地域の久野歯科医院院長です。

皆様に役立つ歯科・矯正関連の情報を分かりやすくお伝えしています。本日は年々需要が高まっているT4Kトレーナー・マイオブレイスにて、小児矯正をされる際のPOINT/注意点についてを詳しく解説したいと思います。

【記事の更新日時】2023年10月31日12時30分

 

T4Kトレーナー・マイオブレイスで小児矯正をされる子供の保護者様へ

お子様の歯列矯正時は、保護者様のご協力が大切

子供の歯列矯正時に、是非ともお願いしたいことがあります。
矯正歯科治療を成功に導くには、お母様・お父様、保護者の方(ご家庭で一番長くお子様と接している方)のご協力が必要です。

子供と一緒になって、これからの矯正治療へ参加されご興味を持っていただくことが大切と考えます。

 

ご家庭でのお口の機能訓練やお口の体操は、一般的に退屈で早期の効果が分かりにくい点がありますが、それをシッカリと習慣化させ、定着させて継続することが必須です。

まずは治療を受けられるお子様と共にそのお母様・保護者の方も、矯正治療を担当する歯科医師を信じて、その指示へ従っていただければ幸いです。

 

矯正装置を未装着では、その効果は得られません

小児矯正治療の際に使用する取り外し可能な装置は、お口の中を清掃する時に都合が良く、お口の中を清潔に保つことができるのが大きな利点です。
しかし、ご自身の意思での装着となるため、その点に注意しなければなりません。

矯正装置を外していれば、もちろんその効果を得ることはできません。

 

取り外しのできる矯正装置(拡大床など)は、10時間以上 連続的に装着をしないと効果が表れにくいと言われています。

また、正しい使用方法を理解の上、矯正装置を装着しないと治療効果が十分に発揮できません。

 

T4Kトレーナーやマイオブレイスは魔法の道具ではなく、矯正装置です。
そのため、定められた装着時間を守ることを意識しましょう。

 

ご家庭での機能訓練がとても大切

口呼吸に関する体への悪影響についての説明や、あいうべ体操の指導、鼻呼吸、嚥下訓練など機能訓練の説明及び指導等は当院で行いますが、大半の機能訓練の時間はご家庭にあります。

家庭での顎機能矯正装置の使用と機能訓練が非常に重要です。

 

そして矯正治療効果の評価は、診察・レントゲン撮影・定期的な模型の採得と口腔内/顔貌の写真撮影を行い、定期的に判断をしています。

せっかく勇気を出して、矯正歯科治療をはじめても矯正装置が正して使われていなかったり、装着時間が短いようでは思うような矯正効果を得ることはできません。

こちらを踏まえ、もしお子様が矯正装置の装着を嫌がり、あまり装着をしていないようであれば、保護者の方が必要性を度々お話いただき、できるだけご本人のストレスのないよう装着する手助けをしていただければ幸いです。

 

——記事の執筆者紹介——
矯正歯科治療でお悩みの患者様の疑問・不安へお応えします!
知多 矯正歯科治療相談室 運営 久野歯科医院 院長 久野昌士

【院長の主な略歴について】
・昭和57年:東京歯科大学を卒業。
・昭和57年から昭和61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍する。
・昭和62年から平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生。
・名古屋YDCAスタディグループに所属
「コンプリートデンチャー研究会」へ在籍しつつ
名古屋顎矯正研究会等へと参加。
より良い矯正歯科治療を患者様へとご提供できるよう、
新たな治療技術・歯科知識を積極的に取り入れる。
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