「目立たず無理せず背伸びせず」開院して116年の歴史のある歯医者 久野歯科医院です
知多市大草在住の男性:T4Kトレーナーを用いた矯正症例その2
治療を受けられる患者様の概要
s.h様は咬み合わせが深く上顎の前歯の突出のため口元の緊張を主訴としてお母様とご一緒に来院されました。
前歯の咬み合わせが深く、過蓋咬合の状態です
下顎の前歯が正面からほとんど見ることができません
上顎前歯の前方に突出しています。
お母様曰く口元、歯ならびがお父様そっくりとのことでした。
矯正歯科治療の処置方針
咬み合わせが深く上顎前歯の突出がありますが、歯列弓に乱れはありません
混合歯列期ですが上下の第1大臼歯の臼歯関係は良好です
治療には既成の顎機能矯正装置であるT4Kトレーナーを使用して、併せて筋機能訓練(MFT)を行います
矯正治療の治療経過1
お母様とご一緒にT4Kトレーナーの使用方法と取り扱いの説明を行い、口呼吸をやめ、鼻呼吸を意識すること
鼻呼吸がいかに大切か、舌の正しい位置の説明をいたしました
T4Kトレーナーの説明と機能訓練の指導を行って2週間後に来院してもらい、装着の状況や問題の解決法などの相談を受け付けました
矯正治療の治療経過2
順調にT4Kトレーナーも受け入れられ、4か月後にははっきりと深かった咬み合わせが明らかに改善しました
矯正治療の治療経過3
乳歯から永久歯への順調な交換を確認するため1か月に1度の来院をお願いしました
機能訓練については嚥下の確認を行ったのみでした
矯正治療の治療経過4
永久歯への交換がすべて完了しました
前歯の過蓋咬合(深いかみ合わせ)は改善され前歯の突出はなくなりました
側方歯の咬み合わせは1対2歯の状態となり、犬歯関係、臼歯関係ともに良好です
筋機能訓練は院内では指導のみ行いました。
家庭での機能訓練の励行、ご家族の協力と患者様のT4Kトレーナーの正しい使用により円滑に治療がすすみました
BWS(ベントワイヤーシステム)は適用せず、T4Kトレーナーのみの使用です
もう少しトレーナーを使用して定期観察を続けます
T4Kトレーナー・マイオブレイスは指示通り正しい装着をすることができれば、大きな治療効果を得ることができます
4前歯と第1大臼歯の萌出している混合歯列期の過蓋咬合や上顎前突はT4Kトレーナー・マイオブレイスの適応症となります
久野歯科医院
院長
久野昌士