目立たず無理せず背伸びせず知多地方で開院から116年の久野歯科医院です
皆様に矯正歯科の情報をわかりやすくお伝えします
下顎前歯の叢生の改善とそれに伴うブラックトライアングルへの対応について
矯正歯科の無料相談より患者様からのお考えで不正の表面化している部分のみの矯正歯科治療(部分矯正)を望まれる場面には比較的多く遭遇します
「~の部分の~の不正を直してもらいたい」とご希望する患者様がいらっしゃいますがその部分の矯正治療をするためには上下顎の歯列から治療の必要のあることも多く、1歯の歯の移動のために多くの歯に装置をつけなくてはならないことも珍しいことではありません。
今回は幸いにも前歯の叢生に対して前歯のみの部分矯正で対応できた患者様の例について報告いたします
患者様の概要
55歳女性で上顎左側の第2小臼歯が咬むと痛いと来院されました
基本検査を行いレントゲン撮影を行ったところ歯根破折の疑いがありましたが歯肉の腫れがあったので洗浄と投薬にて急性の炎症を消退させることに専念し治療することになりました。
その後下顎の前歯の叢生の矯正治療を部分矯正にてご希望されました
処置方針
前歯が1歯先天性に欠如がありますが、上下の前歯の接触状態から犬歯から犬歯にブレース(ブラケット)を接着し部分ワイヤーにて治療します
叢生の改善の結果、前歯の歯間部に隙間(ブラックトライアングル)ができる可能性がありその対応策としてはコンポジットレジンによるダイレクトボンディングで対応することとします
治療経過1
断面の丸い0.14インチのラウンドニッケルチタンワイヤーをプラスティックブラケットに結紮します
治療経過2
歯の動きをみながら断面の□の0.16インチのニッケルチタンワイヤーにステップアップします
治療経過3
断面の□の0.16インチのステンレススチールワイヤーにステップアップします
叢生は改善されましたがブラックトライアングルができています
治療経過4
コンポジットレジンによるダイレクトボンディングで予定通りブラックトライアングルを改善させました
部分矯正から審美歯科へ一連の治療の流れを止めることなく治療することができました