T4Kトレーナー・マイオブレイスの注意点

患者様のお身体に負担の少ない矯正治療に努めています、知多地域の久野歯科医院院長です。

皆様に役立つ歯科・矯正関連の情報を分かりやすくお伝えしています。本日は年々需要が高まっているT4Kトレーナー・マイオブレイスにて、小児矯正をされる際のPOINT/注意点についてを詳しく解説したいと思います。

【記事の更新日時】2023年10月31日12時30分

 

T4Kトレーナー・マイオブレイスで小児矯正をされる子供の保護者様へ

お子様の歯列矯正時は、保護者様のご協力が大切

子供の歯列矯正時に、是非ともお願いしたいことがあります。
矯正歯科治療を成功に導くには、お母様・お父様、保護者の方(ご家庭で一番長くお子様と接している方)のご協力が必要です。

子供と一緒になって、これからの矯正治療へ参加されご興味を持っていただくことが大切と考えます。

 

ご家庭でのお口の機能訓練やお口の体操は、一般的に退屈で早期の効果が分かりにくい点がありますが、それをシッカリと習慣化させ、定着させて継続することが必須です。

まずは治療を受けられるお子様と共にそのお母様・保護者の方も、矯正治療を担当する歯科医師を信じて、その指示へ従っていただければ幸いです。

 

矯正装置を未装着では、その効果は得られません

小児矯正治療の際に使用する取り外し可能な装置は、お口の中を清掃する時に都合が良く、お口の中を清潔に保つことができるのが大きな利点です。
しかし、ご自身の意思での装着となるため、その点に注意しなければなりません。

矯正装置を外していれば、もちろんその効果を得ることはできません。

 

取り外しのできる矯正装置(拡大床など)は、10時間以上 連続的に装着をしないと効果が表れにくいと言われています。

また、正しい使用方法を理解の上、矯正装置を装着しないと治療効果が十分に発揮できません。

 

T4Kトレーナーやマイオブレイスは魔法の道具ではなく、矯正装置です。
そのため、定められた装着時間を守ることを意識しましょう。

 

ご家庭での機能訓練がとても大切

口呼吸に関する体への悪影響についての説明や、あいうべ体操の指導、鼻呼吸、嚥下訓練など機能訓練の説明及び指導等は当院で行いますが、大半の機能訓練の時間はご家庭にあります。

家庭での顎機能矯正装置の使用と機能訓練が非常に重要です。

 

そして矯正治療効果の評価は、診察・レントゲン撮影・定期的な模型の採得と口腔内/顔貌の写真撮影を行い、定期的に判断をしています。

せっかく勇気を出して、矯正歯科治療をはじめても矯正装置が正して使われていなかったり、装着時間が短いようでは思うような矯正効果を得ることはできません。

こちらを踏まえ、もしお子様が矯正装置の装着を嫌がり、あまり装着をしていないようであれば、保護者の方が必要性を度々お話いただき、できるだけご本人のストレスのないよう装着する手助けをしていただければ幸いです。

 

——記事の執筆者紹介——
矯正歯科治療でお悩みの患者様の疑問・不安へお応えします!
知多 矯正歯科治療相談室 運営 久野歯科医院 院長 久野昌士

【院長の主な略歴について】
・昭和57年:東京歯科大学を卒業。
・昭和57年から昭和61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍する。
・昭和62年から平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生。
・名古屋YDCAスタディグループに所属
「コンプリートデンチャー研究会」へ在籍しつつ
名古屋顎矯正研究会等へと参加。
より良い矯正歯科治療を患者様へとご提供できるよう、
新たな治療技術・歯科知識を積極的に取り入れる。
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【小児矯正症例】T4Kトレーナーによる矯正歯科治療(知多市南粕谷在住w.m様)

「目立たず無理せず背伸びせず」、開院して115年の歴史ある歯医者 久野歯科医院です。
当歯科医院では愛知県知多市近郊エリアを中心に、これまでに数多くの矯正歯科治療に関する相談に応じ、実際の治療も行ってまいりました。

そういった経験を元に、皆様に役に立つ矯正治療関連の情報を分かりやすくお伝えします。
これから矯正治療をご検討中の方は是非参考にご覧ください。

記事の更新日:2023年9月14日(木)13時半

 

知多市南粕谷在住の女性:既成の顎機能装置、T4Kトレーナーを用いた矯正症例

治療を受けられる患者様の概要について

w.m様は最初、むし歯の予防を希望され、お母様とご一緒に当院へと来院されました。
年齢は8歳の女子で、口腔内の清掃状態は比較的良好でした。

乳歯から永久歯への交換途中の後期混合歯列期で、既に犬歯と第1小臼歯の萌出が認められました。
上顎の中・側切歯は歯冠が内側に傾いており、この時点での第1大臼歯の臼歯関係はアングル分類でClass2の状態でした。

永久歯への交換について、このまま放置をしていると2級・2類(Class2・div.2)という不正咬合になる旨を説明し、ご本人とお母様の同意を得て今後の矯正歯科治療を開始しました、

 

矯正歯科治療の処置方針

咬み合わせが深く、臼歯関係・犬歯関係ともClass2で、上下の第2乳臼歯が健在なことから適応症としては時期が遅いと思われました。既成の顎機能装置であるT4Kトレーナーを装着してもらい、あわせて機能訓練を行います。

咬み合わせが改善してくれば、積極的に舌の位置を確保し、前方への歯列弓の拡大の補助としてBWS(ベントワイヤーシステム)の採用を考えます。

永久歯への全ての交換が終了するまで、矯正治療を継続します。

 

矯正治療の治療経過:その1

T4Kトレーナーは装着される患者様が起きている時の1時間と就寝時の装着でよく、覚醒時の装着はしなくてよいため、学校へ通っている間の装着はなく患者様にとっては取り組みやすい面があります。
しかし、起きている時の1時間と就寝時の装着が定着しない場合もみられるため、注意が必要です。

装着しなければ、不正咬合の改善が見られませんので、ご本人の装着に対する強い意志とご家族の真剣な態度・協力が大いに重要となります。
知多市在住のw.m様は、最初 なかなか装着が難しいご様子でした。

 

来院を重ねても咬み合わせが改善されませんでしたが、次第に前歯部の改善が認められ、根気強く装着をすすめ、機能訓練を続けるようにお話しをしました。

 

矯正治療の治療経過:その2

その後 少しづつではありますが、咬み合わせが改善されてきて、下の前歯が前方より見えてきました。

既に犬歯が萌出し、第1乳臼歯から第1小臼歯への交換も進み、BWSを採用するには一般的にやや遅いとは思いますが、チューブを接着の上 装着をしました。

 

数週間 間隔でループ部分をアクチベートして、拡大を図ります。
第2乳臼歯が第2小臼歯へ生え変わるまで、舌側ワイヤーの装着を続けました。

 

 

矯正治療の治療経過:その3

永久歯への交換が全て終了し、第2大臼歯も萌出しました。
歯列弓も美しいアーチとなり、犬歯関係・臼歯関係 共に良好です。

 

今後はむし歯の予防と共に、歯列の健全な維持のために定期健診の段階へと入ります。
もう暫くT4Kトレーナーを使用するようにご説明しました。

 

【矯正歯科治療の期間と費用】
今回の矯正治療期間:永久歯への交換まで
治療費用:22万円

 

本当に”その患者様に必要な矯正治療”を

知多の久野歯科医院では、患者様の矯正治療に関するご希望をしっかりとヒアリングの上、それを理解し、その患者様にあった治療方針を立てます。

 

時には患者様の口腔内の状態や歯並びによって、先に別の治療を行ってから、実際の矯正治療へと入る場合もあります。

何故なら、短期的に歯並びをただ良くするのではなく、中長期的にその患者様が快適な食生活を送ることができると共に、後戻りの少ない満足のいく歯並びを叶えることが重要と考えているからです。

審美性だけでなく、機能面も考慮した矯正歯科治療を心がけています。

 

——記事の執筆者紹介——
矯正歯科治療でお悩みの患者様の疑問・不安へお応えします!
知多 矯正歯科治療相談室 運営 久野歯科医院院長 久野昌士

【院長の主な略歴について】
・昭和57年:東京歯科大学を卒業。
・昭和57年から昭和61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍する。
・昭和62年から平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生。
・名古屋YDCAスタディグループに所属
「コンプリートデンチャー研究会」へ在籍しつつ
名古屋顎矯正研究会等へと参加。
より良い矯正歯科治療を患者様へとご提供できるよう、
 新たな治療技術・歯科知識を積極的に取り入れる。
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症状から見た不正咬合の分類

知多市南部からも多くの患者様がご来院をされています、久野歯科医院 院長です。
皆様に役に立つ矯正歯科関連の情報を専門の歯科医が分かりやすくお知らせします。

【記事のリライト日】2023年9月7日(木)12:30

 

様々な不正咬合の形態について

そもそも、不正咬合とはどういった状態か?

顎や顔面、歯などが何らかの原因によって、形態・機能・発育に異常が発生すること。その結果、正常な咬み合わせを営んでいない状態とされています。ここでは不正咬合の特徴的な症状を中心とした、症例についてをそれぞれ解説します。

 

歯の個々の位置異常について

歯列弓や顔の正中、全体の咬み合わせのライン(咬合線)などを目安に、歯の位置の異常を表現します。

■多様な転位について

・近心転位:歯列弓内で正常位から正中へ、より近づいているもの

・遠心転位:歯列弓内で正常位に対し、正中から遠ざかっているもの

・唇側転位:犬歯を含む前歯群で、歯列弓内の正常位置よりも外側にあるもの

・頬側転位:臼歯群で、歯列弓内の正常位置より外側にあるもの

・舌側転位:歯列弓内で正常位から舌側(内側)にあるもの

・低位:咬み合わせのライン(咬合線)に達しないもの

・高位:咬み合わせのライン(咬合線)を超えるもので、一般的には「挺出」を使用します

■捻転

歯が長軸に対して、回転しているもの

■移転歯

歯列弓内で隣り合った歯が位置の順序を交換しているもの

■傾斜

歯の長軸より強く傾斜しているか、又は異常な方向へと傾斜しているもの

 

混合し現れる、個々の歯の位置異常

個々の歯の異常は、単独で現れることもありますが、混合して現れるケースも実は多くあります。
そして八重歯の場合、犬歯の低位唇側転位と呼ばれています。

また、前歯群の唇・舌側転位については叢生(そうせい)と呼ばれています。

上顎中切歯の間に隙間を生じるものには、中切歯の遠心転位で正中離開と呼ぶことが多いです。

上顎両側中切歯の近心に捻転するものは、翼状捻転(ウインギング)と一般的に呼ばれています。

 

歯列弓の形態的異常について

■狭窄歯列弓

臼歯部の舌側転位により起こった、歯列弓の臼歯と臼歯の間の幅が狭いものを言います。
アングル分類の2級2類によく見られ、口蓋部が深いことが多いです。

■V字形歯列弓

狭窄歯列弓に属しますが、前歯の唇側転位と犬歯と犬歯の間の幅が狭く、V字形の形に見えます。

■鞍状歯列弓

下顎歯列弓にみられ、第1大臼歯の近心転位などが原因で、小臼歯の舌側転位・傾斜により歯列弓が鞍のような形に見えます。

 

■空隙歯列弓

歯と顎の大きさの不調和で顎に対し、歯の大きさが小さい時に歯と歯の間に隙間ができます。隙間を多く有する歯列弓のことを呼びます。
歯が小さい場合と、顎が大きい場合、その両方の場合などがあります。

 

上下歯列弓の近遠心的(前後)関係の異常について

アングルの不正咬合の分類で、くわしくご説明したいと思います。

 

【アングルの不正咬合の分類】
アングルの不正咬合の分類は、アングル(Angle.E.H.)が1899年に発表をした分類法となります。
アングルの不正咬合の分類の特徴は「不正咬合の形態的に把握をするのに、かみ合わせを上下顎歯列弓の前後的な相互関係だけに絞り、分類している所」です。

上顎歯列弓は前後的に正しい位置にあるとしているので、不正咬合の分類をわずか3種類に分類できます。

不正咬合の種類をアングル分類では、
■1級(ClassⅠ)上下歯列弓が正常な近遠心的関係にあるもの。

■2級(ClassⅡ)下顎歯列弓が上顎歯列弓に対し、正常より遠心に咬合するもの。

1類(Division1)両側性遠心咬合で上顎前歯が前突しているもの。口呼吸であることが普通です。

2類(Division2)両側性遠心咬合で上顎前歯が後退しているもの。正常な鼻呼吸者。

■3級(ClassⅢ)下顎歯列弓が上顎歯列弓に対し、正常よりも近心に咬合するもの。

と分類することができます。

臼歯関係(モラーリレイション)が1級で正常な場合とは?具体的にいうと、上顎第1大臼歯の近心頬側咬頭の三角隆線が下顎第1大臼歯の頬面溝に接触している状態をいいます。
その状態から前後的に偏った不正な状態を2級または3級と判定します。

アングル分類には多くの欠点、不備があるものの、とても簡単に不正咬合の状態を情報化することができます。
そのため、現在でも不正咬合の診断の情報伝達矯正歯科治療時のコミュニケーションのツールとして多く活用されています。

 

当ブログでもアングルの分類は、皆様に矯正治療前や治療後のかみ合わせ状態、不正咬合について等をお伝えするのに使用しています。

 

上下歯列弓の垂直関係の異常について

■過蓋咬合

前歯の咬み合わせには「垂直成分」と「水平成分」とに分けられ、垂直成分の方を垂直被蓋、水平成分の方を水平被蓋と言います。
前歯の咬み合わせは正常な場合、上顎前歯は「下顎前歯の唇面の4分の1から3分の1を覆う」とされています。

 

この正常な垂直被蓋をはるかに超え、深く咬み合わせるものを過蓋咬合と言います。
症状の強い場合は、下顎前歯を全て覆い隠してしまうものもあります。

水平被蓋の大きさが少ない過蓋咬合(アングルClass2 div2)と多い過蓋咬合(アングルClass2 div1)があります。
過蓋咬合の症状が強い場合、上顎前歯の裏側(口蓋側)の歯肉へ強く接触し、歯肉を傷つけることもあります。

 

■開咬

上下の歯を咬み合わせる時に臼歯部(奥歯)がかみ合っているにもかかわらず、前歯部がかみ合っていない状態を開咬(かいこう)といいます。
一般的には前歯部に開咬は現れますが、臼歯部に現れることも稀にあります。

開咬は「悪習癖に起因しているもの」と「顎自体の形態異常のもの」があります。
成人の開咬では、矯正歯科治療のみで治療することが難しい場合が多く、小児の頃の吸指癖や異常嚥下癖などの悪習癖を早めに取り除くことがとても大切です。

 

上下歯列弓の水平関係の異常について

■交叉咬合

一般的に上顎の歯列弓は、下顎の歯列弓を覆っています。
しかし、部分的に数歯の上顎の歯が下顎の歯に対し、反対にかみ合わせる状態もあります。

臼歯部(奥歯)において、片側にこの状態が現れる場合を交叉咬合と呼んでいます。

 

交叉咬合には「局所的で単純な歯の位置異常によるもの」「上顎と下顎の形態的な非対称によるもの」「歯と歯の早期接触のような咬頭干渉のためにおこる機能的な下顎の偏位によるもの」があります。

乳歯列期・混合歯列期の交叉咬合には、機能的な下顎の偏位が多くみられます。頬杖やうつぶせ寝などの態癖が悪影響を及ぼし、年齢が増し永久歯列の完成時に構造的な異常hw移行する可能性もあるため、十分注意が必要です。

 

ご自身またはお子さんの不正咬合がどういった分類、症例にあたるか?について、一般の患者さんが判断をされるのはなかなか難しいかと思います。
そのため、経験・知識豊富な専門の矯正歯科医が患者さんの歯やお口の状態をしっかりと確認し、どういった症例で、どのような矯正治療を行っていくべきか?を適切に判断することが重要と言えます。

 

——記事の執筆者紹介——
矯正歯科治療でお悩みの患者様の疑問・不安へお応えします!
知多 矯正歯科治療相談室 運営 久野歯科医院院長 久野昌士

【院長の主な略歴について】
・昭和57年:東京歯科大学を卒業。
・昭和57年から昭和61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍する。
・昭和62年から平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生。
・名古屋YDCAスタディグループに所属
「コンプリートデンチャー研究会」へ在籍しつつ
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【成人矯正】上下顎前突の矯正と審美治療 知多市在住K.M様(抜歯症例)

愛知県知多市エリアをメインに、患者様のお身体に負担の少ない矯正歯科治療を努めております、久野歯科医院の院長です。皆様に役立つ矯正歯科/歯科に関する情報を分かりやすくお伝えします。

インターネット上への掲載了承をいただきました、知多に在住の患者様の治療報告をいたします。実際にどう歯科治療が行われていくのかについて症例写真と共にご紹介します。

【更新日】2023年7月31日12:00

 

上下顎前突の矯正歯科治療及び上顎前歯の審美修復

患者様の概要について/ご相談内容と診断

患者様は口元の前突感(前歯の出っ張り)を主訴として、お母様と共に今後の矯正歯科治療のご相談で来院をされました。

お母様のご見解としては「お口を開けている時間が長く、無理に口を閉じようとすると口元の周辺に緊張がある」とお話しされました。

 

こちらの患者様の初診時は小学6年生と永久歯列の完成直後でした。歯列弓に特に大きな乱れ等はありません。ですが上顎左側中切歯が歯髄壊死を起こしており、歯の変色と形態の不調和があります。中切歯の横幅が広く大きいのが特徴です。
そのかわりに両側の側切歯が小さくなっています。当院での診断の結果、上下顎第1小臼歯の抜歯が必要であるとご本人とお母様へとお伝えしました。

ひとまず無料矯正相談を終了し、半年ほど時間の経過後に本格矯正治療をご希望で再びご来院をされました。

 

矯正歯科治療~処置方針~

上下顎前突の口元の突出・緊張を治療するため、上下顎の第1小臼歯の抜歯を行って獲得したスペースを利用し矯正治療を行います。

上顎中切歯の横幅が大きく側切歯が矮小傾向にあるので、側切歯をダイレクトボンディングによって形態修正を行います。そして変色した左側中切歯は、硬質レジンによるラミネートべニアで歯冠修復を予定します。

「歯が短い」とのお母様からのお話から、動的治療終了後に歯肉の整形手術も必要に応じて行います。

 

 

矯正歯科 治療経過(その1)

スロット(溝)が金属になっているプラスティックブレース(ブラケット)を各歯へと接着。上下顎第1小臼歯の抜歯を行い、0.14ラウンドのニッケルチタンワイヤーを装着します。

患者様のご希望で、唇側のホワイトコーティングの施されたワイヤーを使用。

 

矯正歯科 治療経過(その2)

断面の4角のニッケルチタンワイヤーから0.16×0.16ステンレススチールワイヤーへと順次交換し、矯正治療を進めます。
時間の経過とブラッシングにより、ワイヤーのホワイトコーティングが剥げてきています。

 

前歯の後方移動(アンテリアリトラクション)と、エラスティック顎間ゴムによって臼歯関係の改善を行います。

 

矯正治療 経過(その3)

動的な矯正治療が終了しました。変色した左側中切歯根尖部相当部位に瘻孔(膿のでる穴)が確認できました。根尖病巣の根管治療を行います。

歯の縦幅(長径)と横幅(幅径)のバランスが悪く、「歯が短く」感じられるため、歯周外科にて歯肉の整形も行います。

 

 

矯正歯科 治療経過(その4)

左側中切歯の根管治療が完了し、歯周外科による歯肉の整形によって、歯冠(幅径と長径)のバランスも良くなりました。
変色した左側中切歯へ硬質レジンを材料としたラミネートべニアにて、歯冠修復を行います。

 

矯正治療 経過(その5)

左側中切歯は、硬質レジンを使用したラミネートべニアで歯冠修復をしました。

硬質レジンの材料が現時点では限られており、両隣在歯と色彩的にはマッチしていませんが、k.m様の年齢を考慮したもので、今回はあくまでも暫間的な歯冠修復となっています。

上顎両側の側切歯は、ダイレクトボンディングにて修復しました。
お口の中の加齢的な変化も考慮に入れ、k.m様が成人され20歳代になりましたら、セラミックを材料としたラミネートべニアに再修復を行う予定です。下顎前歯の歯肉の腫れも消退傾向です。

矯正歯科治療前の横顔です。口を閉じると口元に緊張がみられ、突出しているのが分かります。

 

矯正治療後の横顔です。口元の緊張がとれて、スッキリとした口元になりました。

 

矯正歯科治療から根管治療・歯周外科・審美修復と治療の流れを止めることなく、同一の歯科医が包括的に治療が行えることも久野歯科医院の強みと考えます。また、矯正治療では副作用として、むし歯の発生や歯周疾患の悪化の危険性以外にも、歯根吸収・歯髄変性・歯髄壊死・歯根破折などのリスクがあり注意が必要です。

≪治療内容詳細≫
動的治療期間:約3年間、治療費用:60万円(硬質レジンラミネートべニア処置を含みます、根管治療、歯周治療は保険治療で含まれていません)

 

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矯正歯科治療の目的・目標そしてリスク

”患者様にとって、できるだけ負担の少ない矯正歯科治療”に努めております、知多エリアの頼れる歯科医院 久野歯科医院の院長です。

本日もこれから治療を検討されている方や、歯・お口のことでお悩みの皆様に役立つ歯科情報をわかりやすくお伝えします。今回の記事は矯正治療の具体的な目的と、見落としがちなリスク/マイナス面も掲載いたします。

【更新日】2023年8月21日(月)20:30

 

矯正歯科治療の目的と目標とは?

矯正歯科治療の大きな目的は「咬みあわせを改善することで、不正咬合により起こる数々の障害をできるだけ取り除いたり、解消することにある」と私は思います。

ただ、皆様は不正咬合が原因で具体的にどのようなマイナス面があるのか?あまりピンと来ないかもしれません。ですが、皆様の想像以上にマイナスが存在をします。

 

不正咬合によって起こる障害例をご紹介

具体的な障害とは、どういうものか?

・むし歯の発生の原因となってしまう

・歯周疾患の誘因となりやすい

・口呼吸の原因となる

・発音へ影響を与える

・咀嚼機能・能率に影響する

・顔面の怪我が起こりやすい

・顎、顔面の成長/発育に対し影響を与える

・むし歯、歯周疾患等からの修復や欠損処置を困難にする

・顎関節の障害を引き起こす

・顔面周囲の筋肉へマイナスの影響を与える

・心理的な影響

などが挙げられます。上記をご覧になり、「私もそうかもしれない…」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その症状、実は不正咬合が要因なのかもしれません。

 

 

矯正歯科治療の利益と不利益について

不正咬合が改善されることで、患者様はお口の健康の獲得をはじめとして、多くのベネフィットを得ることができます。ですがその反面、少なからず治療に関するリスクがあることも歯科医師は十分に説明しなければなりません。

患者様にしっかりとご理解をいただいた上で、実際の矯正歯科治療を進めていく必要があります。

 

そして それは、矯正装置の長い装着治療期間のため、お口の中の自浄作用低下とセルフケアが不十分となることで以下のマイナス点があります。

・むし歯の発生や歯周病の悪化

・歯根吸収の可能性

・歯髄への悪影響(歯髄壊死・歯髄変性)

・歯科治療に費やされる時間や高額な費用

等が主なリスクとして実は挙げられます。

 

矯正歯科治療を担当する歯科医は、上記リスクを最小限に抑えて大きな治療効果を得られるよう努め、治療を進めなければならないと思います。

 

 

「矯正治療なんて、やらなければ良かった…」ではなく、「あの時に矯正治療を決心して本当に良かった!」と、心から患者様に思っていただける治療を当院では心がけております。

矯正歯科、歯並びのことでお悩みなら、お気軽にご相談ください。
それぞれの患者様に寄り添った治療をいたします。

 

 

——記事の執筆者紹介——
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【矯正歯科 症例】過蓋咬合・叢生 上顎前突 T.Y様(抜歯症例)

過蓋咬合・叢生 上顎前突の矯正歯科治療報告

知多 矯正歯科相談室の久野歯科医院 院長です。
本日もwebサイトへの掲載に関する了解の得られました患者様の治療経過を報告したいと思います。「どのように矯正治療がすすんでいくか?」を写真提示し解説していきます。

【記事の更新日】2023年7月20日 12:50

 

患者様の概要/ご来院経緯と診断

今回ご来院の患者様は当院近隣エリアに在住の16才の女性t.y様です。t.y様は小学校の頃より初期のむし歯治療でご来院されて以来、お母様とご一緒に定期健診でお越しいただいておりました。

中学1年生の頃にお母様から矯正歯科治療に関する詳しいご相談を受け、資料採取を行った上で診断しましたが、y様ご本人の矯正治療のご希望がなく現在に至っていました。
その後 高校1年生になり、y様ご本人から矯正治療開始を望まれ、お母様と共に再度ご来院をいただきました。

当院での基本検査の結果、歯肉炎の程度は軽度でむし歯はありませんでした。
口腔内写真、正貌・側貌の写真撮影、レントゲン撮影、研究用模型の採取を行い、実際の治療に関する診断をいたしました。

 

■今回の主訴は「上顎中切歯の突出」となります。

上の症例写真は矯正歯科治療前 正面のお写真です。
咬み合わせが深く、上顎左側中切歯突出しています。

また下顎の前歯が2歯先天的に欠如しています。そのためにかみ合わせも深くなっています。臼歯関係は1歯対2歯のClass1となります。

 

 

今後の矯正歯科治療【処置方針】

主な処置方針は、まず上顎左右の第1小臼歯を抜歯し、下顎前歯が2歯先天性欠如のため下顎の犬歯を側切歯に、第1小臼歯を犬歯にみたて、Class1で臼歯関係を確立するよう計画。

下顎の前歯が2歯先天的に欠如しているので、その代償として前歯、犬歯の横幅(幅径)が大きくなっています。そのために、犬歯や臼歯関係を確立することが難しい場合もあり、前歯の噛み合わせにも影響がおよぶ可能性もあります。

一般的に乳歯の晩期残存や前歯の先天性欠如があり、左右が非対称な場合には矯正治療の難易度が上がる傾向にあります。

 

矯正治療経過その1:抜歯後ブラケットの装着等

 

上顎両側の第Ⅰ小臼歯を抜歯し、上下顎に0.14インチ ラウンドのニッケルチタンワイヤーを装着し、レベリングを開始しました。

上顎右側の中切歯が大きく前方へ突出していますため、隣り合っている歯の左側中切歯と右側側切歯はゆるくゴムで寄せてあります。上顎前突でかみ合わせも深いので、下顎の前歯は歯全体の半分ほどしか正面からは見えない状態です。

 

装置/ブラケットは上顎前歯部にデンツプライシロナ社製 ゴールドスロットクリアブラケットを、下顎前歯部にはシルバースロットクリアブラケットを、そして臼歯部にはトミー社製 マイクロアーチメタルブラケットおよびチュ-ブを使用しました。

ワイヤーは3MユニテックのナイチノールスーパーエラスティクオルソフォームⅡを使用しています。

 

 

矯正治療経過その2:ワイヤーの変更

断面の四角0.16×0.16インチのニッケルチタン ワイヤーから、0.16×0.16インチ ステンレススチールのワイヤーへ交換。咬み合わせが深い点を改善できるよう、上顎ワイヤーにはカーブがつけてあります。またエアラストメトリックチェーンにて上顎犬歯の後方移動(キャナインリトラクション)を開始します。

上顎左側中切歯のブラケットポジションが良くないために、今回はワイヤーを曲げることにより暫く対応します。

咬みあわせが変化してきたので、下顎前歯のブラケットポジションも正常な位置に変更できるようになりました。これは良い兆候です。

 

 

矯正療経過その3:エラストメトリックチェーンでアンテリアリトラクションを開始

 

ブラケットポジションを変え、上顎両側の側切歯と犬歯の間へフック(突起)を立て、第1大臼歯のバンドに付いたフックからエラストメトリックチェーンにてアンテリアリトラクションを開始。

スライディングメカニクスにて行います。

 

 

治療経過その4:下顎前歯の横幅を整えるようストリッピング

前歯の咬み合わせが浅くなり、切端咬合ぎみになってきました。
下顎前歯が先天性欠如があり、欠如している分を補償するかのように前歯の横幅が大きくなっています。

下顎前歯の横幅を整えるようにストリッピングし対応します。

 

 

矯正治療経過その5:動的治療の完了

 

上顎前歯の後方移動(アンテリアリトラクション)と下顎前歯のストリッピングにより、できる限り調和をさせ、動的治療を完了しました。
臼歯関係はそれほど崩さずに、1対2歯の状態を確立することができました。

ブラケットとワイヤーを使用する本格矯正では、オーラルケアを怠るとむし歯発生や歯周病悪化が起こる可能性があります。

矯正歯科治療では歯根吸収・歯髄変性・歯肉退縮などの副作用が起こる可能性があります。

≪矯正治療内容 詳細≫
動的治療期間:約2年間、治療費用:60万円

 

——記事の執筆者紹介——
矯正歯科治療でお悩みの患者様の疑問・不安へお応えします!
知多 矯正歯科治療相談室 運営
久野歯科医院院長 久野昌士

【院長の主な略歴について】
・昭和57年:東京歯科大学を卒業。
・昭和57年から昭和61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍する。
・昭和62年から平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生。
・名古屋YDCAスタディグループに所属
「コンプリートデンチャー研究会」へ在籍しつつ
名古屋顎矯正研究会等へと参加。
より良い矯正歯科治療を患者様へとご提供できるよう、
 新たな治療技術・歯科知識を積極的に取り入れる。
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矯正歯科治療に必要な抜歯とは?

歯列矯正での抜歯について

矯正歯科治療時に必要な移動スペースの獲得法の一つ

知多 矯正歯科治療相談室を運営している院長の久野昌士です。
こちらのブログでは「矯正歯科治療に興味はあるけれど治療に踏み出せない…」「どういったリスクがあるのか心配…」「治療は痛いのかな?」といった不安や疑問などにお答えしています。

【記事の更新日】2023年6月9日(金)14:30

今回は矯正治療時に行う場合のある抜歯に関する話題です。

 

歯を適正な位置へと移動させるためのスペース不足を補う方法の一つに抜歯があります。
抜歯部位の殆どが第1小臼歯か第2小臼歯となっています。

上下顎前突の場合には、一般的に上下の第1小臼歯の4歯を抜歯して抜いたスペースを利用します。
そして前歯列を後方へと移動させて、口元の緊張を改善します。
上顎前突では、上顎の第1小臼歯の2歯を抜歯し、臼歯関係を治療する場合もあります。

 

叢生・八重歯の場合には、やはり上下の第1小臼歯の4歯を抜歯し抜いたスペースを利用し、叢生や八重歯の矯正治療を行います。
叢生や八重歯は、歯列不正の程度により抜歯を行なわず治療できる可能性もありますので、しっかりとした治療前の診断が必要となります。

 

もちろん、歯を抜かずに矯正歯科治療ができるに、越したことはありませんが、患者様には矯正治療を受ける際、抜歯することによる利益(ベネフィット)と不利益(リスク)を考え、利益の方が上回れば抜歯しての治療をご検討いただくのが良いかと思います。

 

矯正治療により、口呼吸が改善される大きなメリット

抜歯を行い、矯正歯科治療を行うことで突出していた上下顎の前歯が後方へと移動し、正しい位置に改善されます。これによって口が簡単に閉じられるようになります。口呼吸が防止できる細菌ウイルスなどの病原体は、口から体内へと侵入します。そのため、ある意味で口呼吸は万病の元です。

また口呼吸しなくなることで口腔乾燥状態がなくなり、口臭の発生を減少させる等の予防が可能となります。口元の緊張もなくなり、横顔が美しく改善をされます。

 

■下記にその一例を示します。

上は抜歯治療前の横顔です。口元の緊張と突出がみられます。

 

抜歯治療後の横顔です。美しい横顔になりました。

 

お口の中の疾患の予防

八重歯であれば抜歯を行って矯正歯科治療をする事で、ブラッシングが簡単に効率よく、そして確実に行えるようになります。そして歯と歯の間のプラークコントロールも簡単にできるようになることで、むし歯の発生を抑制でき、歯周病を予防しやすくなります。
プラークの取り残しがなくなれば、口臭の発生も少なくすることができます。

 

歯並びがガタガタであったり、歯列に不正があった場合 大きなリスクがあります。今 現在はむし歯が無かったとしても、今後 歯肉炎程度の歯周病であっても起きた際はむし歯も発生します。
その後にむし歯治療を行い、その結果 大きく歯質を失って歯冠修復をしても、不正な歯の位置は変えることができません。将来、歯周病が進行し歯を失う大きな原因となります。

このようなリスク面を考えると、適正な抜歯を行い、矯正歯科治療を進めることで将来的に歯を失う確率を低くすることができます。

 

抜歯の対象となる歯について

抜歯の対象となる歯は第1小臼歯や第2小臼歯が多いのですが、歯の生えている場所が極端に違っていたり、むし歯により歯の根の治療や大きく修復されている歯がある場合、その歯を抜歯することもあります。

異所萌出や矮小歯、埋伏している過剰歯なども抜歯の対象となります。また正常に歯が萌出していない、埋伏している歯でも治療に必要があり、利用可能であれば開窓という処置を行います。これによって、埋まっている歯をひっぱり出す(牽引)ことも考えます。

親知らずが利用可能あれば、抜歯をせず、利用することも考えられます。

 

上記の患者様では、上顎左側犬歯の異所萌出のため、犬歯を抜歯しました。

 

上のレントゲン写真では歯牙腫のため、下顎左側犬歯の萌出不全となっています。

 

下顎左側犬歯の牽引を牽引して、歯列弓に取り込みます。

 

矯正治療を担当する歯科医師は、抜歯というものを決して安易には考えていないことを是非ともご理解いただければ幸いです。
患者様のお口・歯の状態等を確認の上、その患者様にとって最善と考えられる治療計画の立案及び治療を行うことが重要と考えます。

 

——記事の執筆者紹介——
矯正歯科治療でお悩みの患者様の疑問・不安へお応えします!
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久野歯科医院院長 久野昌士

【院長の主な略歴について】
・昭和57年:東京歯科大学を卒業。
・昭和57年から昭和61年:東京歯科大学補綴第二講座に在籍する。
・昭和62年から平成1年:愛知学院歯学部口腔外科第二講座研究生。
・名古屋YDCAスタディグループに所属
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愛知県保険医協会の歯科学術研究会の講演会に参加しました。

 

目立たず無理せず背伸びせず 体にご負担の少ない歯科治療を目指しています 久野歯科医院です。
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします。

愛知県保険医協会の歯科学術研究会の講演会に参加しました。

愛知県保険医協会の歯科学術研究会の講演会に参加しました。
演題は「Trainerによる不正咬合治療の到達点」で、講師は日進市開業の福岡雅先生です。
内容の概略は主にT4K(pre-orthodontic Trainer for Kids)という
既成の顎機能矯正装置を使用して不正咬合を治療するというものです。

T4Kに関しては、ずいぶん以前に名古屋顎矯正研究会でムーシールド、マルチファミリーとともに
K先生から紹介され学びました。T4Kは2000年頃日本で発売され始めたようです。

名古屋顎矯正研究会は発足から30年近く経過しているので比較的はやく、
その存在は知っておりましたが、矯正専門医ではあまり使用されてはいないようです。
今回はいわゆる歯科矯正医専門医、歯科矯正学会認定医ではない一般開業歯科医の福岡先生の講演で
個人的に非常に興味をもって講演会に臨みしました。

TrainerのTrainとは「訓練する」という意味ですがそれは何を訓練するのでしょうか?
Trainerとは不正咬合者の多くには口呼吸と異常嚥下(飲み込み)があり、これを正常な呼吸や嚥下に治す為のTrainingをするものであると考案者のDr.Farrellは言っています。
今回の講演会では症例写真が非常に多く提示され、直っていく経過がよくわかりました。
記録写真撮影の重要性を再認識した講演会でもありました。

取り外しが可能で、痛みがなく、食事、会話に制限がないこと、金属アレルギーの心配がない
メタルフリーなど、ブラケットによるワイヤー矯正(本格矯正)にない多くの利点が話されました。

提示された写真のなかには横顔のバランス(プロファイル)が不十分であると
思われるものもありましたが今後もTrainerの継続により改善されていくのでしょう。

講演会では他に鼻呼吸の意義・重要性を再認識し、副鼻腔の機能について学ぶことができました。
また寝相が大きく、T4Kの治療に影響することが興味深い事柄のひとつでした。
よい寝相は仰向けに静かに寝ていることだと思われます。
今後、久野歯科医院でもT4Kを利用した小児矯正に取り組んでいきたいと思います。
治療費用も安価で安全です。

いろいろな治療法に精通していることは患者様の様々なご要望におこたえするため、
治療法に患者様のほうを合わせるのではなく、
患者様の状態にあったよりよい治療法を提示するためには非常に大切なことだと考えています。


写真はオーティカインターナショナルT4K TRAINERカタログより

歯科・矯正歯科 久野歯科医院 院長

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