どのような不正咬合を主訴としている方に抜歯が必要なのか?

開院して116年の歴史のある歯医者 知多地域の歯科・矯正歯科の久野歯科医院です

皆様に役に立つ矯正歯科の情報をわかりやすくお伝えします

どんな不正咬合を主訴としている方に抜歯が必要なのでしょうか?

当院では不正咬合の治療を矯正歯科治療で行う場合にはしばしば抜歯が必要なケースがあり相談の時点で可能性のお話をして、診断時に抜歯の必要性をお知らせ、説明を致しております

抜歯が必要な場合には

大きさの問題

・歯と顎の大きさの不調和の場合

歯が大きすぎる場合と顎が小さすぎる場合があります。その結果、前歯に叢生(八重歯、乱杭歯)前突(歯が前に出ている、受け口)などが起こります

顎が小さい場合でも顎の幅が狭いものや、長径(奥行)が短い場合があります

・上下顎の歯の大きさの不調和の場合

・歯が欠如している(むし歯が原因のものや先天性欠如)歯があるために不調和をきたす場合

顎関係の異常

・上下顎前突

・前後的な異常(ズレ)

歯の近心転位による不正咬合

・近心転位している歯を遠心(後方)へ移動できないか不利な場合

矯正歯科治療において抜歯される歯について

もっとも代表的で一般的に抜歯される歯は上下顎の第1小臼歯です

第1小臼歯が抜歯される理由は前歯群に一番近く側方歯の中で最も前方にあるために歯を抜くことによって得られたスペースを利用するのに最も有効であるからです

抜歯によって得られたスペースの多くは前歯の不正の治療に使用されることが多いためで臼歯関係の改善などの場合には第2小臼歯などが抜歯されることもあります

抜歯される第1小臼歯の数について

初診から資料収集し、お口の中の咬み合わせの状態の把握から診断を行い抜歯部位、歯数を決定します。

当院では咬み合わせの状態から抜歯するのは1~4歯となります

矯正歯科治療にあたって抜歯に対する注意事項には原則的には片側だけ、片顎だけの抜歯は避けるとされていますが臼歯関係が1歯対2歯で確立することができればなるべく抜歯を避ける観点から抜歯数を少なくするように処置方針を立てるようにしています。

一般的には非抜歯で治療できれば抜歯を行って治療するより、歯の移動量が少なくなるので動的治療期間は少なくて済みます

しかし無理に非抜歯治療を選択すると容貌の改善が不十分となったりリラップスが現れる可能性があります

久野歯科医院

院長 久野昌士

この記事のカテゴリ

 

ホームページ制作Site Copyright (C) 2023- Kuno dental clinic All right reserved.

ページ
最上部へ
TOP
PAGE
無料
メール
相談