当院は約30年の間に愛知県知多市はもちろん、遠方の患者様にもお越しいただいており
様々なご質問とご相談をいただいてきました。その中でも特に多い内容をご紹介します。
近年ご要望が増えている“マウスピースを活用した矯正治療”がお勧めです。
また、歯の裏側に付ける矯正装置やプラスチック・セラミックといった材料を用いることで、
できるだけ目立たないよう治療することが可能です。
実際に装置を装着した際、少しだけ傷むという場合もありますが、「痛みを全然感じない!」という方もいらっしゃいます。
当院では極力治療時の痛みや違和感を軽減できますよう、配慮していますためご安心ください。
小学校の低学年の患者様も無理なく治療をされています。
またお食事の際、治療に影響の少ない食べ物等のアドバイスも行っております。
お口を使って演奏される楽器の場合、演奏のしにくさ等があるかもしれませんが可能です。
またスポーツも専用マウスピースを使用することで問題なく行うことができますが、矯正装置を入れた際、2週間に1回や1ヶ月に1度程度 ご来院をいただいております。
歯や顎の状態/段階を注意深く観察、そして装置の調整等を行いながら進めるため、
できるだけ計画通りにご来院いただくことで順調に治療が進むと考えます。
当院は愛知県知多市 新舞子駅よりお車で3分(患者様専用駐車場10台分)
大野町駅からも徒歩5分と、比較的ご来院いただきやすい場所にありますので
是非定期的にご来院いただきたいと思います。
非抜歯による治療をご希望の場合、その旨をお伝えいただければ幸いです。
ですがお口・歯並びの状態によっては、歯を抜いた方が良い症例もありますため、
患者様のご希望を考慮しつつ、どういった治療が良いか?を検討/相談しながら行うのが最善と考えます。
お仕事の都合などで他地域へとお引越しをされて、通うことが困難な場合は当院が信頼できる歯科医師をご紹介しています。
今後も治療を問題なく継続していけますよう、これまでの治療記録や
お口の写真、エックス線写真、歯の模型等データを別の歯科医師でも分かりやすいよう、作成・まとめております。
生まれつきの遺伝的な要因の他、虫歯等により歯を抜いたことによる後天的な要因もあります。
その他にも、食生活や何らかの病気による影響、指しゃぶり等のクセなども要因として挙がります。
ご来院される際、電車や車で通っていただくため 少しお手間かもしれませんが
もちろん知多地域以外からの矯正相談及び治療を歓迎しております。
遠方からのお越しの方にも便利なように、患者様専用の駐車スペースを10台分ご用意しています。
「自宅や職場から遠方なので迷う…」という方はまずは一度 当ホームページ内のご相談フォームよりお気軽にご相談ください。
経験豊富なプロフェッショナルが丁寧に患者様の疑問や不安にお応えします。
当院では「その患者様にとって、最も大切な治療は何か?」真剣に考え、最適な治療に関する治療計画の立案を行っております。
お約束の時間をしっかり守って来院され、歯科治療を受けていただくことに尽きると思います。
歯科医師は現在の治療状態から次回の治療の計画を立てます。お約束の時間においでにならないと治療の遅延につながります。
例えば抜歯症例で犬歯を後方に移動させる(キャナインリトラクション)場合には単に犬歯を後方に移動させるのではなく
上下顎犬歯の適正な位置や臼歯のかみ合わせを確立させるようにして移動させなければなりません。
お約束の日に来院されませんと計画通りの治療ができず、修正が必要となる場合もでてきます。
リカバリーに余分な時間を費やすことになるかもしれません。
お約束の時間に遅刻してしまいますと
お約束を守り来院されている次の患者様の治療に影響を与えることはできないので治療時間が十分にとれません。
基本的には年齢は関係ないと考えます。
お口の中の大切なかみ合わせを確立させるカギとなる歯(キーツース)の根を利用するために部分矯正を行う場合には
高齢者の方が適応が多いと思われますし、歯周病が軽度で十分コントロールできていれば年齢が高くても本格矯正も可能と考えます。
当院での本格矯正を受けられた方の年齢は53歳の方がいらっしゃいます。前歯のみの部分矯正の方は67歳の方がいらっしゃいます。
しかし高齢のため、ブラッシングがうまくできないとか、治療に悪影響を与える場合は
年齢も考慮しなければならない場合も考えられると思います。
正中は大きくずれ、下顎前歯の叢生が著明です。
このまま放置すれば歯周病が悪化して歯を喪失する可能性が高いと思われます。
本格矯正動的治療終了時の正面写真です。
上下の中切歯の正中は一致し叢生も改善されています。
上顎前歯の反対咬合の部分矯正(アソアライナー)です。
噛み合わせや前歯の不正咬合の状態などをみて検査をおこない資料を収集し診断しないと分かりません。
たとえば上顎の前歯に突出があり前歯を後方に移動させるためにスペースがなければ
小臼歯等の抜歯が必要となる場合もあり、ブラケットなどの装置も大臼歯にまで必要な場合もあります。
下顎の前歯のガタガタ(叢生)を治療したい場合も
上顎の前歯都の下顎の前歯との接触状態のために、上顎の前歯も治療が必要な場合もあります。
その反面、上下顎前歯の接触状態によっては前歯のみの部分矯正や
アソアライナーのようなマウスピースを使用した矯正歯科治療が可能な場合も多くあります。
顎右側の中切歯の突出を主訴として部分矯正を希望されて来院されました。
右側第1小臼歯を抜歯しています。
上顎右側中切歯の部分矯正のための装置はほぼ上顎の臼歯部にまで付いています。
上顎右側中切歯の突出は改善されました。
下顎前歯叢生を主訴として来院された患者様の治療前の下顎咬合面観の写真です。
上下顎の前歯の接触状態からも考慮して上顎前歯部も治療の対象になりました。
下顎期前歯の叢生は改善されました。
上顎前歯の前方への突出や開咬は口呼吸を助長することになり、口呼吸は様々な悪影響を全身にもたらす可能性が高くなります。
口がうまく閉じることができなくて口呼吸になると口腔内の乾燥が起き、唾液の分泌が減少して口臭の発生や歯肉炎の悪化、
むし歯の発生などが起こる可能性があります。
上顎前歯の突出にために転倒などの事故にあったとき顔面への外傷をうける確率が高くなります。
間違った舌の位置(低位舌・舌の突出)や口呼吸のような筋機能癖は歯並びや顎の成長や発育に大きな影響を与えます。
骨格的に問題のある反対咬合、上顎前突、上下顎前突、強度のガミースマイル、極度の開咬、
お顔の正貌で左右の非対称が著しい場合などに手術が必要な場合があります。
基本的には可能であると思います。しかし妊娠初期や妊娠後期からの矯正開始は慎重に検討しなければなりません。
妊娠初期にはつわりがあり、さらに細かな装置が接着されるため、口腔内衛生環境が悪化する可能性があります。
妊娠性歯肉炎の悪化、むし歯の発生など多くのリスクファクターが増強される場合もあります。
赤ちゃんへの悪い影響は少ないと思います。妊婦である患者様への矯正による肉体的負担は少ないと考えてるからです。
直接体に取り込まれる薬物などは使用しません。肉体に直接影響のある刺激は少ないと思われます。
しかし妊婦の患者様のメンタルな面が体に影響を与える可能性は少ないと思いますが皆無ではありません。
治療を安心して受けていただくために、治療を担当する歯科医師は細やかな配慮が必要であると考えています。
当院での矯正治療中に妊娠された方の治療経過は様々です。
治療ステージや各々の患者様の状態により、2週間から4週間(1か月)ぐらいの通院となります。
1か月以上通院しない場合、ブラケット等の装置が外れているのに気づいていないと
ブラケットに付与された歯の動きを伝える情報やワイヤーに与えられた力の伝達が不十分となってしまいます。
保定治療をしっかり行うことが大切です。保定治療は第2の矯正と考えられていて動的治療に軽んじられたものではありません。
動的治療が終了しブラケット等の装置を外した後の数か月から1年ほどが歯列が最も不安定な時期です。
最初に装着されるワイヤーにより発現する痛みに対して食事ができない状態、食べにくい状態が一定期間あります。
しかしそれが継続的に長期に及ぶことはありません。
患者様の不正咬合の状態は一人一人異なります。また治療に対する反応も個人差があります。
歯の動きの反応が予想に反する場合もありますので、
治療期間は治療計画書に記入された一般的な期間を参考にしていただきたいと思います。
非抜歯で反応が良い場合にお約束通り来院され、適切に治療がすすめば治療期間は結果的に短縮すると思います。
無断キャンセルやお約束時間からの遅刻が多くなりますと必ず治療期間は延長します。
来院回数は患者様ご自身のご都合で少なくなっても、
ブラケット(ブレース)などの装置の脱落にきずかず放置していれば、余分な来院回数が増えてしまいます。
治療は多くの場合可能であると思います。
先天性欠如は下顎の第2小臼歯、前歯、上顎の側切歯などに多く見られます。
歯の欠損があるように見えても、埋伏していてお口の中に見えてない場合も考えられますのでレントゲン撮影をはじめ、検査が必要です。
歯の欠損部を歯を適正な位置へ移動させるスペースとして利用する場合もあれば、
そのまま欠損部を本来存在するであろう歯のスペースとして残し、欠損の補綴処置を行う場合もあります。
また乳歯の晩期残存の時にはレントゲン撮影にて乳歯根の吸収状態や不正咬合の程度を考慮に入れて
そのまま利用するのか抜歯をするのか判断いたします。
また乳歯の晩期残存では後継永久歯の埋伏という状態も比較的高い確率でみつかります。
晩期残存していた乳歯を抜歯した後、開窓という処置を行い埋伏している永久歯を本来の位置に誘導・牽引を行うこともあります。
犬歯の部位に乳犬歯の晩期残存があります。 |
犬歯が埋伏しているのが |
上顎右側側切歯が先天的に欠如しています。
本来存在すべき側切歯のスペースを確保し、将来的には人工歯をつける予定です。
第2乳臼歯があり、その後継歯の第2小臼歯が欠如しています。
このケースでは第2乳臼歯をそのまま利用しました。
埋伏している犬歯を開窓し歯列内に取り込みます。
埋伏していた犬歯は正常な位置に並びました。
治療は多くの場合可能だと思います。
差し歯には歯冠部がプラスティックでできたものとセラミックでできたものの2種類があり
セラミックの差し歯はブラケットが接着しにくい場合があります。
また差し歯は歯列に不正や歯の傾斜を歯冠部で修正している場合が多くあるので、一旦歯冠部を外し
本来の歯軸と歯冠の形となるように配慮した矯正治療用のプロビジョナルレストレーションの装着が必要な場合が多いと思います。
頭痛には多くのものがありますが、ここでは一般的な緊張性頭痛に対してのお答えをします。
歯並びが悪いとバランスの悪さから、肩や首の筋肉に緊張が起こり頭痛や肩こりの起こる原因の一つにはなりえると思います。
しかし、すべての頭痛や肩こりを訴える患者様が治療を受けることで症状が解消されるわけではありません。
治療を行ったら、頭痛や肩こりが軽減するケースはあると思います。
問題はないと考えています。ブラシヘッドの回転式のものは避けた方が良いと思います。
音波式、超音波式の振動する電動歯ブラシの使用は問題ないと思います。
ただ電動歯ブラシの方が普通の歯ブラシよりも効率が良いのは確かですが
普通の歯ブラシと同様に使い方を間違うと歯肉の退縮が起こったり歯肉を傷つけたりしますので注意が必要です。
マウスピース矯正に代表される取り外しの可能な矯正装置は、ブラッシングが確実にできますが
ブラケットやワイヤーを使用する矯正治療では、通常のブラッシング以上に補助的な口腔清掃器具が必要です。
ブラケットとワイヤーの上と下とブラケットの上の3方向からのブラッシングに加えて
ブラケット回りを添わせるようにワンタフトブラシを使用したり、一時的にできた隙間には歯間ブラシも有効です。
予定どおりに歯の移動が進まない時、処置方針を変更した時、予測ができない異常な成長があった時、
多発性のむし歯が発生した時、重度の歯周病が起きた時、顎関節の強い痛みなどがあると
矯正治療を中断し、問題のある疾患の治療を優先させることがあります。
通常の成人矯正ではブラケット(ブレース)とワイヤーを使用して治療を行います。
ブラケットには歯の動きを伝える情報が入っています。
またワイヤーには複雑なループやベンドを付与する場合があります。
複雑な装置がお口の中に入りますから、口腔内環境は矯正治療の前に比べて厳しいものになります。
装置自体が歯周病を悪化させる要因になりえます。
以前にも増してお口の中を清潔に保たないと、むし歯が発生して歯周病が悪化する可能性があります。
また矯正歯科治療が進んで歯の叢生(ガタガタ)が改善されてくると、
歯と歯の隣り合った部分に今まで発見できなかった むし歯を発見することがあります。
その時には発見したむし歯の程度にもよりますが、速やかに治療を行います。
歯と歯の隣り合った部分のむし歯はスペースがあると、より確実に治療ができます。
歯周病とむし歯以外の矯正治療中のリスクは歯根吸収、歯根破折、歯髄壊死、歯髄変性などの副作用が発現する可能性があります。
技術的に高いスキルを持っていることはもちろんですが、初診の時に患者様の主訴を十分にお聞きして
そのうえで一般的な治療期間や治療に必要な費用、治療方法について説明します。
矯正治療で得られる利益と不利益をしっかり説明した上で、患者様にご納得していただき
検査や試料採取に進めていくことが良心的な歯科医であると考えています。
さらに検査の結果をもとにした診断を行い、十分説明をして、その患者様に適した処置方針を提示します。
その患者様の主訴、状態にあった最良の治療方法、治療期間、治療費用を説明し、治療法に選択の余地があれば
それぞれの良いところと悪いところをしっかり説明できているか?も判断の材料になるでしょう。
当院では骨格性の反対咬合、著明なガミースマイル、大臼歯のみが接触している開咬、骨格的な顔貌の左右非対称のケース、
臼歯部の極度の片側の反対咬合(交叉咬合)など、手術が必要なケースは矯正専門医に紹介いたします。
管楽器を演奏していても矯正治療は可能だと思います。
管楽器にはクラリネットやサックスなどリードをかんで演奏するものや
トランペット、トロンボーン、チュ−バのようにマウスピースを介して演奏するものがあります。
今までの治療経験からクラリネットやサックスなどは、比較的短い期間で矯正装置になれて演奏できると思います。
トランペットなどマウスピ―スの小さいものはチューバのように
マウスピースが大きいものに比べて慣れるのに時間が必要になる傾向があるように思います。
なれる期間に長短はあるものの、矯正治療の絶対的な禁忌とはならないと思います。
通常の矯正の患者様と同様に装置による口内炎に対しては、ワックスで対応いたします。
一般的にはワイヤーで治療の開始時に痛みや違和感を生じますので、
演奏会や大会、発表会などの時期を考慮して治療の開始時期を決定する必要があるかもしれません。
妊娠していても矯正は可能と思っています。
つわりがひどい場合にはナースのホールディングアーチなどの固定装置やクワドヘリックスのような
歯列の拡大装置はいったん外し、つわりがなくなるまで矯正治療を中断します。
おおむね妊娠4か月ほどの安定期には治療を再開することができるでしょう。
矯正の治療期間には大きく2つに分かれます。
「歯を適正な場所へ移動させ、不正咬合を積極的に改善させる動的治療期間」と
「動的治療後の後戻りを防ぎ、改善された健康な歯列を維持するための保定治療期間」です。
ご質問で“治療期間”とあるのは、一般的に動的治療期間のことを指していると思いますが、こちらは1年半から3年程度は必要かと思います。
非抜歯で治療する場合で、不正咬合が比較的軽症のため、歯の移動が少なく済む場合には治療期間が短い傾向にあります。
抜歯を行う矯正治療で歯の移動が大きく、不正咬合が重い場合には2年半以上かかる傾向にあります。
また歯の移動する時間には個人差があり、咬む力や年齢、代謝などが関係をしています。
歯冠部の移動が主の傾斜移動、歯全体の移動を行う歯体移動では歯の移動時間・距離が異なり、それによって治療時間に差が生じます。
歯体移動の方が時間が長くかかります。
そして、保定は第2の矯正治療に位置付けられており、とても大切な処置です。
保定の結果で矯正治療の成否が決定すると言われています。